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武田信玄秘蔵の霊湯として兵士の傷病を癒し、後に 諏訪の歴代の殿様に親しまれたことから御殿湯の 名が付く温泉で、麦草峠と尾根を一つ隔てた1880メートルの高所にある 秘湯の趣がある宿です。 北八ヶ岳の登山口でもあり 付近に登山者用の駐車場があることから 登山者の利用も多いようです。 (アクセス) 中央道の諏訪インターを出たら国道20号線から152号線に入り、「堀」の信号から右折して191号線で 奥蓼科温泉郷を目指して走ると 終点にあります。
______(渋御殿湯)________________(渋御殿湯のバス停) 時期的に登山者の姿はなく、時折 粉雪が舞う天気のために観光客もいなくて 貸し切りの状態でした。 渋御殿湯を紹介したサイトのほとんどが 古びた浴室の画像ばかりなので、山奥の秘湯をイメージして いましたが、62年に増築された新館のフロントは 普通の旅館と変わりませんでした。 (新館ロビー) ________(フロント)________________(ロビーにあった剥製) 渋御殿湯の目玉は 東の湯にある足元湧出の渋長寿湯ですが、そちらは宿泊者と部屋休憩(2千円)の 人に限られていて、日帰り入浴では利用できませんでした。 (浴室に向かう長い廊下) 脱衣所は 木枠の脱衣棚があるだけの簡素な作りで、壁に 簡単な浴槽の配置と説明を記した紙が ありました。 (脱衣所、左が浴室の入り口) 木造りの浴室は 天気のせいもあって薄暗く、いかにも秘湯の温泉といった感じでした。 ※ 洗い場に用意されているのはボディーソープと固形石鹸だけで、シャンプーやリンスはありません。 (洗い場) 源泉は冷泉なので、加熱湯で充分に温まってから源泉槽に入るのですが、大きい加熱湯の浴槽には 保温の為のフタがしてあったので、入浴に必要な分だけ板をはずして入浴しました。 ※ 脱衣所にあった紙には、加温湯の所に 天然水・加温・循環ろ過・泉温42°と書かれていました。 ____(フタをした状態の加熱湯)_____________(フタを取った状態) 源泉槽は 2人が入ると窮屈感を感じる大きさで、湯口から出ている源泉の量も少なかった。 源泉は水温に近い温度でしたが、一度 肩まで浸かれば しばらく耐えられました。 ※ 温泉は透き通っていますが、浴槽の底に沈殿した湯の花をかき回すと 一瞬で白濁になります。 (渋御殿湯の源泉浴槽) 温泉はかなりの強酸性で 口にするとレモネードのような酸っぱさでした。 ※ 女性の浴室は、壁を挟んで対称の造りになっていました。 ______(女性の洗い場)________________(同じく源泉槽) この後、渋辰野館と明治温泉に入りました。
渋御殿湯の奥にある石段の上に 温泉神社がありました。 (温泉神社) 明治温泉の下には、東山魁夷の「緑響く」のモデルといわれる御射鹿池(みしゃかいけ)があります。 (霧の御射鹿池) _______________ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |